こんにちは,シリコンバレーでインターンシップ中のToiです.
みなさんはレポートを書くとき,どのくらいの時間をかけていますか?
レポートに追われて部活動や睡眠の時間を削りたくないですよね.
今日は国公立大学院生の私が実践している,効率的なレポート作成術を紹介したいと思います.
■目次
どうしてレポート作成に時間がかかるのか
良いレポートを書くためには,課題内容を理解することが非常に重要です.
多くの人は,インターネットを使ってレポートのキーワードを検索し,その周辺分野にまで目を向けて情報収集しているのではないでしょうか.
実は,レポートを作成するプロセスの中で情報収集の出戻りが何度も発生しています.
みなさんはこのような経験はありませんか?
- 調べていくうちに分からないことが出てきてまた調べる.連鎖的に調べた結果何がどこにあるのかわからなくなってしまった.
- どこかのページでみた情報を確認したいが,それがどこにあるかがわからない.
- 作業が平行したり日をまたいだりしたせいで,いくつもの情報が画面に混在している.
- 参考文献を挿入する段階で,何を引いたか分からなくてもう一度探しに戻らなくてはならない.
これらの作業はレポートの内容には関係しない,無駄な操作であると考えられます.
この時間をいかに減らすかが効率化の鍵であることは間違いありません.
情報を整理しよう
皆さんはレポートを作成するとき,何を使って情報収集しているでしょうか.
多くの人はGoogleやYahooなどの検索エンジンを利用していると思います.
最近は学術情報サイトや,ある分野に限って検索できるディレクトリサービスも充実してきていますね.
先ほど説明したレポートを書く時の無駄を解消するためには,
- 情報をみやすく整理すること
- 情報を辿れるようにしておくこと
の2点を簡単にできることが必要です.
そこで私が紹介したいのがWebブラウザーの使い方を工夫するアプローチです.
情報収集の窓口を整えておくことで簡単に効率化ができます.
ブラウザーを使って情報を集めようとしているにも関わらず,多くの人がブラウザに対してこだわりを持って選んでいません.
レポートの情報収集に非常に便利なVivaldiというブラウザを使って,とても簡単な情報整理術を紹介したいと思います
トピックごとにまとめる
レポートのトピックごとに履歴を残すためにお気に入り機能を利用する方は多いと思いますが,レポート作成の度にたくさんのページをお気に入りしていると整理が大変になりますよね.
タブやウィンドウで残しておくにもレポートが複数出る学期末には管理が難しいです.
そんな時に便利な「セッション機能」です.
Vivaldiでは開いている複数のタブをセッションとして保存することができます.
私がおすすめしているのはレポートの題材ごとにセッションに保存する方法です.
複数のレポートの同時作業や長期間の作業でも,見たいタブをひとまとまりのセッションとして保存しておけば,その度に簡単に作業環境を再現することができます.
足跡を残す
レポートごとに整理したところで,レポートの中での情報管理を行います.
続けて情報収集していると,どんどんタブやウィンドウが増えていくという話をよく耳にします.
最近友人に聞いて気がついたのですが,タブに対する考え方は人によって違うようですね.
今回はタブを同時にたくさん出して作業する人と,把握できる範囲でしか出さない人とに分けて足跡の残しかたを紹介したいと思います.
たくさんのタブを表示する人
いいページを見つけたらどんどんタブを増やしていくあなた.
タブが増えすぎてどこになんのタブがあるのか分からなくなった経験はないでしょうか.
タブ管理ツールはたくさん存在していますが,Vivaldiは初めから便利な機能がいくつか備わっています.
紹介したい機能は「タブタスタック」と「クイックコマンド」です.
「タブスタック」とは複数のタブをまとめることができる機能です.
レポートでわからない言葉があった時など,言葉ごとにタブをまとめておけばどこになんの情報があるが簡単にわかります.
いちいちスタックにまとめるのが面倒な人は,自動で関連するタブをまとめる機能もついていますのでぜひ活用してください.
そして合わせて使いたいのは「クイックコマンド」です.
F2(MacならCommand + E)で検索窓を出すことができます.検索窓にキーワードを入力することで,欲しいタブを見つけてくれます.
たくさんのタブをひとつひとつ確認する必要はもうありません.
出しすぎて重くならないようにタブを休止させることも可能ですので遠慮なくたくさん開くことができます.
把握できる数のタブに抑えたい人
タブはこまめに消すあなた.
あとで必要になった時になんども同じ記事を探すことになったことはありませんか?
Vivaldiには「メモ機能」が備わっています.
このメモをどう使うの?と思うかたもいらっしゃると思いますが,情報の足跡を残す,とっておきの使い方があります.
気になった言葉や文章をとにかくメモに控えていく方法です.
タブを消したいけど後でまた見たいな,という時はお気に入りに登録するかURLを記録していたと思います.
メモ機能ではコピペやキーボード入力を必要とせず簡単なマウス操作で重要なテキストを記録し,URLまで控えておくことができます.
タブを消したあとでも,クリップのアイコンを押すことで該当のページを開くことができます.
メモはフォルダを作って階層的に管理できるので,レポートテーマごとにフォルダを作成すれば,他のメモアプリと行き来せずともブラウザ内で作業を完結することができます.
もちろんメモに追記することも可能です.
後で不要に感じるメモは並び替えて整理しておけば良いですし,
メモが増えすぎた場合でも,先ほど紹介したクイックコマンドで簡単に所望のメモにアクセス可能ですので安心ですね.
おまけ:Vivaldiはながら同時作業にも最適
これはこの記事に反する?内容かもしれませんが,Vivaldiはながら作業をしたい方の強い味方です.
PIP(Picture In Picture、動画だけをポップアップの別窓で表示する機能)とウェブパネル機能が非常に優秀で,PIPでYouTubeを見ながらウェブパネルでTwitterをみる.なんてことも非常に簡単にできちゃいます.
興味があれば合わせて利用してみてください
まとめ
今回はレポート作成の効率化のためのブラウジング方法を紹介しました.
レポートのテーマごとに整理する「セッション機能」.タブを効果的に管理する「タブスタック」と「クイックコマンド」.そして,簡単に足跡を残せる「メモ機能」.
Vivaldiは非常に多機能で少しとっつきにくく感じるところもあるかもしれませんが,最初はシンプルに機能を限って使い,必要に応じて少しずつ機能を覚えていくと良いと思います.ユニークな機能がたくさん備わっているので,とっても楽しいですよ.
私自身,インターンシップに来る前はGoogle Chromeを利用していました.VivaldiではChromeの拡張機能を使うことができますし,ホームページをGoogleにしてしまえばほとんど使用感が変わらないので簡単に移行することができました.
今回の内容は同じくインターンシップに参加しているかよちんが動画にまとめているので合わせてチェックしてみてください.
ぜひwebブラウザーを自分のスタイルにアレンジして,効率的なレポートライフを過ごしてください.
Toiでした!