大学生・大学院生の皆さん、朗報です。
Vivaldiブラウザーは学生の強い味方です!
学生ならレポートやプレゼンのための調べ物、多いと思います。
しかし、皆さんの使える時間は有限です。
サイトの比較やタブの整理整頓が簡単にできてショートカット機能なども充実しているVivaldiを使って時短生活を、いえ、キャンパスライフを謳歌しましょう!
Mac, Windows, Linuxで無料で使えるので、今すぐダウンロードしてみましょう!
というわけで改めまして、Vivaldi Technologies LLCのシリコンバレーオフィスでインターン中のSeijiです!
私は2018年夏現在、福岡工業大学の情報工学部で4年生をやっております。
来年は福岡工業大学の大学院へと進学し、修士1年生として頑張っていくつもりです。
Vivaldiブラウザーは、私のインターン先であるVivaldi Technologies というノルウェー発の企業が手がけているアプリです。
ユニークで多機能なブラウザなので、使っててとても楽しいですよ!!
このワクワクをシェアできたらなと思ってこの記事を書いたので、VivaldiってWebブラウザをご存知の方もご存知じゃない方も一読して頂けると嬉しいです!
この記事を読んで、Vivaldiならではの機能をフル活用しちゃいましょう!
■目次
1. 調べ物で便利
タブの管理
レポートや研究に必要な情報、書籍以外にもネットで調べたりしますよね?
調べ物をしてるときって、すぐにタブが増えちゃってごちゃごちゃしちゃいませんか?私も苦労しました。
そこで、以下の機能がおすすめです。
タブスタッキング
タブのスタックは、Vivaldiの特徴的な機能のひとつです!
以下の動画をご覧ください!15秒程度のものです。
上記の動画ではCmdキー(WindowsではCtrlキー)を押しながらタブを複数選択していますが、タブをドラッグして他のタブの上に重ねても同様にタブスタックできます。
ついついタブを開きすぎてしまっても簡単に整理整頓できますね。
Vivaldiは現在、YouTubeに英語の公式チュートリアル動画があります。タブスタックに関しては、以下の動画が公開されていますよ。
Grouping Browser Tabs into a Tab Stack
Create a Tab Stack with Tab Selection
タブタイリング
タブのタイリングも、タブスタッキングと同じくらい強力なVivaldiの機能です!
以下の動画をご覧ください!10秒程度のものです。
上記の動画ではタイリングするタブを手動で選択していますが、タブスタッキングされているタブならいちいち選択することなく手軽にタイリングできます。
タブやウィンドウの切り替えなしで、簡単に複数のサイト比較ができますね。
以下のリンクもどうぞ。
Browse multiple sites at once with Tab Tiling
Create a split screen view using Tab Selection
タブの行き来
お次は、ショートカットキーをこよなく愛する方々に伝わってほしいVivaldiの魅力です。
ショートカットキーについて詳しくはこちらもどうぞ。
Ctrl + W
設定で「タブを閉じたときにアクティブにするタブ」を「最近使用した順にアクティブにする」にしておくとCtrl + Wが便利ですよ。その名の通りですが、開いているタブを閉じたときには同じウィンドウ上で直前に見ていたタブへと遡れるのです。
サイトを眺めていて気になった用語を、Ctrl + Tで新しいタブを開いて調べたあと、Ctrl + Wで閉じれば元のサイトにすぐ戻れて快適です。
上記の動画では「名誉市民」について調べるため新規タブで検索を行ったあと、タブを閉じることで元々観ていたサイトへと戻っていますね。地味な機能ながらも、Vivaldiの使い勝手の良さに貢献してくれています!
Ctrl + Tab
また、「タブサイクリング」を「最近使用した順にタブを巡回する」に設定しておくとCtrl + Tabも便利になります。その名の通り、見てきたタブ順を遡っていけるのです。
何が良いのかと言いますと、例えば調べ物の途中で他の検索ワードを思いついた時ですね。
Ctrl + Tで新規タブを開いて検索だけ実行しておいてCtrl + Tabで元のタブに戻れば、次の検索ワードでのブラウジングを行う前に、現在の検索ワードでのブラウジングにキリをつけることがスムーズに可能です。
上記の動画では、ドラえもんについて調べている途中でサザエさんに漫画の原作はあるのかと気になったので、新規タブで検索だけは行っておいて、ドラえもんについてのブラウジングを再開しています。
次々に思いついたキーワードで検索していくと思考が途切れがちになってしまうので、オススメの使い方です。
クイックコマンド
MacならCmd + E、WindowsとLinuxならF2キーでクイックコマンドにアクセスできます。
クイックコマンドでは、Vivaldi内の検索がシームレスに行えます。Macユーザーの方なら、SpotlightやAlfredのようなモノと言えばイメージ湧くでしょうか。
クイックコマンドの中でも、特に便利なのがタブの検索です。
欲しい情報の書いてあるタブがどこに行ったか分からなくなること、あると思います。そこで、クイックコマンドを起動してキーワードだけ入力してあげれば、目的のタブまで瞬時に移動できるんです!
上記の動画では、Vivaldi.netの公式日本語フォーラムを観ている途中で、急にドラえもんの作者についてのタブを開きたくなったのでクイックコマンドを使いました。
動画を見てもらうと分かるんですが、なんと違うウィンドウのタブであっても移動できちゃうんです…!
検索エンジンの追加
Vivaldiは検索エンジンの切り替えが簡単なので、場面に応じた検索が可能です!
例えば、各大学の図書館にある本をCiNii Booksでスムーズに検索できるようにしてみましょう。
以下のように、登録したいサイトの検索ボックスを右クリックして「検索エンジンに追加…」を行うと
ウィンドウの右上にある検索欄の部分に登録されました。
すぐに各大学の蔵書検索ができるようになりましたね!
検索エンジンをどんどん追加して、自分だけのブラウザにカスタマイズしていきましょう!
2. プレゼン準備やレポート・論文作成に便利
メモ機能
プレゼンやレポート・論文を作成する際に避けては通れないのが、参考文献ですよね!参考文献のURLなどをメモしておくのにメモ機能が便利です。
以下の画像のように、参考にした部分のテキストを選択して「メモへコピー」すると、
以下のように、選択部分のテキストだけでなくURLとスクリーンショットも自動で取得してくれます。
また、任意の選択範囲のスクリーンショットも追加で保存しておけるので、図の引用をするためにも活用できますよ。
参考文献を書くときや参考にした文章などを見たいときに必要な情報は、サイドバーで一括管理できます。シンプルながらも用途を選べばパワフルなメモに変身する、ナイスな機能です。レポートや卒論の作成時間を大幅短縮できますね!
英文の読み書き
大学生や大学院生であれば英語のプレゼンを行ったり聴いたりすることもあると思います。また、レポートや論文の読み書きでも英語を使う場面が多いのではないでしょうか。しかし、単語や熟語が分からず苦労することも多いはずです。
拡張機能
VivaldiではなんとChromeウェブストアの拡張機能が使えます。ただでさえ多機能なのに、拡張までできるとは!
個人的に一番オススメしたい拡張機能はWeblioポップアップ英和辞典です。
単語の意味を軽く知るのに、ものすごく便利なんです。
以下の画像のように、分からない英単語上へとマウスオーバーすると英単語の意味がすぐに表示されます。スピーカーマークをクリックすれば発音もその場で確認できるので効率的ですよ!
ウェブパネル
また、言い回しなどが分からなかったりしたときは英辞郎などでも調べてみるのがオススメです。
「ウェブパネル」を使えば、ちょっと調べたりする際に便利です!
以下の画像のように、たまに開きたいサイトをウィンドウ左側のパネル部分(サイドバー?)に登録しておけば、必要なときにすぐアクセスできますね。
ウェブパネルについてはこちらもどうぞ。
3. 低スペックPCでも便利
学生だとパソコンにつぎ込める予算が少なくて、メモリが少ないパソコンを買ってしまったりすることも多いと思います。そんなあなたでも快適なブラウジングはできる。そう、Vivaldiならね。
詳細はこちら。
タブの休止機能
Vivaldiにはタブを一時的にスリープさせておく機能があるんです。しばらく使わないタブがあるなら、積極的に使っていきましょう。
以下のように、今見ているタブ上で「他のタブを休止」すると
他のタブのファビコンがグレーアウトしました(ちょっと分かりづらいかもですけど…)。これで他のタブに割かれていた分のPCのリソースが解放されました。
また、タブの休止を解除するのも簡単です。目的のタブを開くと、ページが再読み込みされて表示されます。ファビコンの色も元通りになりましたね。
セッションの保存機能
お次はVivaldiのパワフルさが如実に表れている、セッションの保存機能です!
この機能によって、開いているウィンドウ全ての状態、あるいは開いている1つのウィンドウの状態を保存しておくことが可能です。
しばらく使わないウィンドウ達を丸ごとセッションとして保存しちゃえば、ウィンドウの数を減らせるのでPCが軽くなりますよ!
それでは、開いているウィンドウ1つのセッションを保存したり開いたりしてみましょう。
以下のように、「現在のタブをセッションとして保存」をクリックすると
「現在のウィンドウのタブのみ保存する」にチェックを入れて、任意の名前で保存しましょう。以下では「漫画家」として保存しました。
そして後日また同じ内容を見たくなったら、「保存されたセッションを開く」から
所望のセッションを開くと
見事全てのタブを復元することができました!しかも、驚くべきことにタブのスタックもしっかりと復元しているんです!すごすぎる…。
上手く活用して、PCが重くなるのを防ぎましょう!
4. 娯楽にも便利
ブラウジングしながらの作業には既に紹介した「ウェブパネル」でのSNSや動画視聴が最適です。
講義中に小難しいサイトを見ているかと思いきやSNS…なんてダメですからね!笑
ブックマークのニックネーム
個人的にすごく嬉しいのはブックマークにニックネームをつけられる機能です。
例えば、TechCrunchの場合。
以下のように、アドレスバーにあるブックマークボタンから「tc」というニックネームで保存すると
ブックマーク一覧に登録されていますね。
そして、登録したニックネーム「tc」をアドレスバーに入力してEnterを押すと
すぐにアクセスできました!
このように、ちょこちょこ見たいサイトはただブックマークするのではなくニックネームもつけておくと、素早くアクセスできますよ。
ちなみにクイックコマンドで呼び出すと、Enterを押すことすら省略できます笑
5. まとめ
Vivaldiブラウザーの色々な機能を紹介しましたが、あなたの要望に応えてくれそうな機能はありましたか?
痒い所に手が届く、そんな言葉がぴったりのブラウザだと伝わったら嬉しいです。
この記事をきっかけにもっとVivaldiについて知りたくなった方は、Vivaldiブラウザー日本語公式ブログ内の記事を色々読んで頂けたら幸いです。
また、こんな使い方がしたい!こんな機能が欲しい!なんて要望がある方や質問がある方はVivaldi.netの公式日本語フォーラムからどうぞ!